新郎新婦の余興も無事終わり、
続いて、ウェディングムービーの上映となります。
ムービーを上映中のゲストの反応が見たかったので、
私たちも楽器をスタッフの方に預け、一緒に椅子に座って見ることにしました。
ガーデンナイトウェディングをやるなら、
ガーデンシアターでムービーを上映したい、
パーティーの終盤、ソファに座って、ゆっくりこれまでを振り返り、
普段言えない家族への感謝の気持ちを映像とともに伝えられたらいいなと思いました。
凝り性で注文の多い私たち、2人ともモノづくりは好きな方なので、
ムービーも自分たちで作ることにしました。
使用したのはmacのimovieです。
イントロダクション的なもの、2人の馴れ初め的なもの、
両親・家族への感謝を伝えるサンクスムービーの3部構成です。
凝り過ぎやり過ぎな気もしますが、やりたいことは全てやっちゃいました。
日本の披露宴のように、
オープニングムービー、プロフィールムービー、エンディングムービー等、
進行の流れに合わせた形ではなく、一気に3部作流します。
ガーデンシアター上映を行うために、
パーティーはプラス延長30分(しっかり外が暗くなってから行うため)、
つまり、パーティーは計2時間。
その終盤ということもあり、小さい子供はもちろん、大人だって疲れてくる頃です。
だから、飽きないように見ていただくためには、工夫が必要でした。
1つ1つ独立して作ることで、
国内のお披露目会でも進行に合わせて使えるようにしましたが、
一つの作品として仕上げるために、ちょっとしたストーリー仕立てになるよう、
シナリオを考えました。
意図するところが伝わったのかは定かではありませんが、
国内お披露目会でムービーを流した際もプランナーの方に、
「続きのある(全体でストーリーになっている)ムービーを見るのは初めてでした」
と独特な構成に驚かれました。笑
私たちなりに工夫を凝らしたムービーを章ごとに分けてご紹介していきます。
第1章:イントロダクションムービー
ムービーの始まりなので、これから始まるワクワク感を演出したく、
疾走感のある、THE HIGH LOWS(ザ・ハイロウズ)のサンダーロード
という曲を選びました。
内容は2人の普段の様子や思い出、ハワイ挙式に向けた準備の模様など。
夫は写真を撮るのが割と好きで、2人で旅行に出かけた時はもちろん、
日常の何気ない瞬間も知らぬ間に動画におさめていることが多く、
今回はその動画をたくさん使用しました。
マラソン大会や富士登山、スキューバダイビングの映像は、
家族でも中々見れない映像だったので盛り上がりました。
国内お披露目会では、友人向けに内容を編集。
ハワイで見た時、写真を詰め込み過ぎてしっかり見れない部分があったので、
お披露目会では枚数を減らしました。
今回お見せする動画は、おふざけ感満載のハワイ挙式バージョンです。
写真詰め込みすぎるとこうなるよ、っていう参考になったら嬉しいです。
第2章:THIS WILL BE OUR YEAR
内容は2人の馴れ初めムービーです。
曲は、ゼクシィのCMでも使用された、
THE ZOMBIES(ザ ゾンビーズ)の「THIS WILL BE OUR YEAR」です。
8年の交際を経ての結婚だったので、ついにこの日が来たかという想いを
個人的にムービーに込めたくて選びました。笑
第1章と違うところは、インタビュー形式を取り入れたところ。
自宅でお互いインタビューしながら撮影したんですが、
これが結構難しくて、結局1人でインタビューされているかのように撮影しました。
演技経験なんてもちろんありませんので、かなり恥ずかしく、極めて滑稽です。
それが逆にウケたので良かったかなと思います。
また、笑いを誘うための方法としてゲストをいじろうと考えました。
両親や兄弟・甥っ子姪っ子の写真を自然な流れで組み込めるよう、
インタビュー内容を工夫し、なるべく違和感ない形でまとめました。
狙い通り、自分達の懐かしい写真が映し出されると、
恥ずかしさからの笑いが起きていました。
この手法は結構オススメです。
第3章:おくりもの
第1章・第2章と「笑い」を意識して作成しましたが、最後の章は「感動」で。
内容は、自分達の生い立ちを絡めた、両親へのサンクスムービーです。
両親・家族との小さい頃の思い出の写真とともに、
メッセージを伝えていくような流れですが、
当時にタイムスリップしたかのような気持ちで、
生まれた時から現在までを振り返れたら嬉しいなと思いました。
そこで、実家に長年眠っていたホームビデオカメラが奇跡的に動いたこともあり、
8mmの映像を使用することにしました。
冒頭の演技は意に反して「笑い」要素となってしまいましたが、
ビデオカメラの映像が流れると空気は一変。
写真と違って、映像の中では当時の自分達が動き、当時の声で話す姿が見れるので、
当時に戻ったような気持ちになって、皆しんみりとした様子でした。
3部作の中でも特にこだわったムービーで、お披露目会でも好評でした。
ハナレグミの「家族の風景」という曲にのせて、
何気ない日常がとっても愛おしいものなんだなと、
そう思えるようなムービーに仕上がったと思ってます。
そして、
第3章「おくりもの」が終わったところで、
パーティーはいよいよ最後の企画、私たちから両親への「感謝状贈呈」へと続きます。
信じられないほど時間がかかったオリジナルムービー作成。
完成したのも式の2週間前くらいだったと思います。
笑いあり涙ありのウェディングムービーにしたくて、
いろんな意味で、身を削って作成しました。
家族が手を叩いて笑ったり、涙している姿を見て、
ここまで頑張って本当に良かったなと達成感でいっぱいになりました。
大変だったけど、作っている時間も含めて、とっても良い思い出です。
結婚式準備の「しんどくて楽しい思い出」の一つとして、
オリジナルのウェデイングムービーを手作りしてみるのはいかがでしょうか?
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